ぼくらのサイトⅢ

スポーツ、特に高校野球の記事を中心にして、監督、伝説の試合、結果考察などを記しています。 記事に関連した書籍やコーヒー機能付きウォーターサーバー、  生ビールサーバーを紹介しています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

高校野球あれこれ 第75号

【高校野球】 “強い横浜”へ信念を持って戦い続ける村田浩明監督と選手たち 秋季関東大会が幕を開けた10月22日、埼玉・大宮公園野球場のベンチ裏で、出番を待つ横浜・村田浩明監督(36)と偶然に顔を合わせた。 「思い出深い球場なんです。高校3年秋の…

高校野球あれこれ 第74号

センス抜群の大型遊撃手、大阪桐蔭1番打者の将来が楽しみ 将来どこまで大きく成長するか分からないくらい、楽しみな遊撃手が大阪桐蔭(大阪)にいる。背番号6を背負う、小川 大地内野手(2年)は182センチ、78キロのバランスの取れた体型を持つ大型遊撃手。…

高校野球あれこれ 第73号

大阪桐蔭がもたらした「神宮枠」の行方やいかに? 近畿のセンバツ出場校あるあるにも影響? 近畿大会1回戦でサヨナラ勝ちした高田商。5年前にも、神宮枠で出場した(筆者撮影) 大阪桐蔭が神宮大会連覇を果たし、来春センバツの「神宮枠」を持ち帰った。これ…

高校野球あれこれ 第72号

投げっぷりはエース以上、大阪桐蔭の背番号10右腕に大きな成長を期待 大阪桐蔭(大阪)は今秋の明治神宮大会で初の連覇を成し遂げた。背番号1を背負う主将の前田 悠伍投手(2年)に注目が集まるなか、個人的には大きく成長しそうな右腕に期待している。背番…

高校野球あれこれ 第71号

センバツ有力のクラーク記念国際のエースの将来像は阪神・青柳か? 大阪桐蔭に大敗しても期待が持てる理由 クラーク記念国際(北海道)の背番号1、新岡 歩輝投手(2年)は、前チームでは遊撃手として甲子園に出場。今年は全道大会を1人で投げきり、優勝に導…

高校野球あれこれ 第70号

前田三夫と小倉全由。 東京の高校野球を牽引した2人の接点とは 12月3日、東京都高野連は指導者講習会を都内の海城高で3年ぶりに開催した。集まった約100校、230人の指導者の前に、講師として登壇したのが前田三夫氏。帝京高を50年にわたって率い、甲子園通算…

高校野球あれこれ 第69号

「1強」大阪桐蔭を止めるために来春センバツ出場校がやるべきこと 秋の日本一を目指す明治神宮大会は、大阪桐蔭(近畿=大阪)が5点差を逆転して広陵(中国=広島)を下し、大会史上初の2年連続優勝。来春のセンバツでも優勝候補筆頭として連覇を狙う。 何試合…

高校野球あれこれ 第68号

【来春センバツ出場校予想】 大阪桐蔭が神宮大会Vで近畿が1枠増に ◇24日 明治神宮野球大会高校の部決勝 大阪桐蔭6―5広陵(神宮) 大阪桐蔭が広陵(広島)を破り、高校の部では大会初の連覇を達成した。今大会の優勝校の地区に与えられる来春センバツの神宮…

高校野球あれこれ 第67号

5年前、大阪桐蔭で起きた“選手間の対立”…いま明かされる「最強チーム」の転機とは? 山田健太「癖が強い選手ばっかりでしたから」 大阪桐蔭OBの小泉航平は、同校の監督である恩師、西谷浩一の言葉に耳を疑った。 「まだ弱い? なのに優勝したんですか?」 西…

高校野球あれこれ 第66号

新チームを挟んで夏、春の2季連続甲子園出場を果たす難しさ 今夏出場校が続々と敗退 来春センバツ出場の重要な参考資料となる高校野球の秋季東京大会の決勝が13日に行われ、東海大菅生が2年ぶり4度目の優勝を果たし、来春選抜出場の当確ランプをともし…

高校野球あれこれ 第65号

3季連続準決勝の壁に阻まれた帝京 甲子園へドラフト候補の主戦・高橋蒼人は「高校野球人生のすべてをかけて取り組む」/高校野球リポート 名将からつながれたバトン 帝京高は2011年夏以来、甲子園から遠ざかっている(春のセンバツは2010年)。春1度、夏2度の…

高校野球あれこれ 第64号

大阪桐蔭のエースも…この秋のプロ入りが叶わなかった高校生の逸材たち ◆ まさかの“指名漏れ” 今年は10月20日に開催されたプロ野球のドラフト会議。 育成ドラフトを含めて126名が指名を受け、夢へのスタートラインに立った。 その一方で、指名が有力視されて…

高校野球あれこれ 第63号

~名勝負列伝-【29】花巻東×明 豊~ <花巻東・菊池が降板、奮い立つ仲間「自分たちの力証明」> 最大の試練が訪れた。2009年8月21日。岩手代表の花巻東は、大分代表の明豊と4強の座を争っていた。4点リードの五回裏。それまで1人の走者も許していな…

高校野球あれこれ 第62号

甲子園、国際大会大活躍の大型右腕、U-18代表外野手など指名漏れとなった超高校級の逸材たち 10月20日、ドラフト会議が行われ、支配下登録選手が69人、育成選手は57人の計126人が指名された。多くの選手が華々しい指名の瞬間を迎えた中、指名漏れしている選…

高校野球あれこれ 第61号

須江航監督の「予感」を外した仙台育英の「弟ズ」 来春の選抜選出当確に「短い時間で選手が頑張った」 ◇秋季東北大会準決勝 仙台育英 2―1 能代松陽(2022年10月14日 荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた) 今夏の甲子園で東北勢初の日本一に輝いた仙台育英…

高校野球あれこれ 第60号

~名勝負列伝-【28】松商学園×四日市工~ <本格派投手同士の対戦> 1991年夏の大会。松商学園対四日市工戦をとりあげます。大会屈指の好投手上田佳範と井手元健一朗の投げ合いとなったこの試合は延長16回に及ぶ死闘となりました。 <甲子園のスター・上田佳範…

高校野球あれこれ 第59号

大阪桐蔭4人衆はどうなる ドラフトで「1チームから3人以上指名」“総崩れ”の例は 毎年多くの選手がドラフトで指名されてプロ入りを果たしているが、強豪チームとなると同じ年に複数の候補選手がいることも珍しくない。昨年も小園健太(DeNA1位)と松川虎生(…

高校野球あれこれ 第58号

夏の甲子園で「世紀の落球」 元開星中堅手「野球、今も好き」 仙台育英(宮城)の初優勝で幕を閉じた夏の甲子園。全国の高校球児憧れの大舞台で「世紀の落球」をした人がいる。松江市の会社員、本田紘章(ひろあき)さん(29)。2010年、開星(松江市)の中…

高校野球あれこれ 第57号

ますます二極分化の進む 令和時代の高校野球の現実 仙台育英(宮城)が、東北勢としては悲願でもあった全国制覇を果たして第104回全国高校野球は幕を閉じた。一昨年は新型コロナウイルスの影響で春夏共に中止ということになったため、令和時代になって、春夏…

高校野球あれこれ 第56号

さらば“高校野球界の増田明美” 。 今夏、甲子園を去った名解説者 NHKの春夏甲子園の高校野球解説者は、社会人野球の監督経験者などを中心に、約10名ほどの顔ぶれが、各大会、それぞれ数試合ずつを担当している。その中で最年長が大矢正成さん(元JR東海監督…

高校野球あれこれ 第55号

激減した完投数 勝ち上がりに複数投手制は不可欠か 夏の甲子園 第104回全国高校野球選手権大会は仙台育英(宮城)が初優勝し、東北勢初制覇で優勝旗の「白河の関越え」を達成して幕を閉じた。今大会の完投数は21と前回の30から激減し、過去10年でも最も少な…

高校野球あれこれ 第54号

年間予算60万円の公立校が「夏の甲子園」を制覇!ノーマークから栄冠をつかんだ “ミラクルチーム列伝” ダークホースにも挙がっていなかった 今年の「夏の甲子園」は、「史上最強チーム」の呼び声も高い大阪桐蔭の春夏連覇が注目される。その一方で、過去には…

高校野球あれこれ 第53号

夏の甲子園! 大阪桐蔭Vなら3度目の春夏、智弁和歌山なら7校目の夏連覇 8月6日、甲子園で開幕予定の第104回全国高校野球選手権の組み合わせが決まった。49チーム中14チームに優勝経験があるという、豪華な顔ぶれとなった。 ダントツの優勝候補は、なんといっ…

高校野球あれこれ 第52号

【高校野球】甲子園V大本命、大阪桐蔭が挑む“歴史的偉業” 府大会は54得点、1失点で無双突破 大阪桐蔭は2012年、2018年に続いて3度目の春夏連覇を目指す 第104回全国高校野球選手権大会は出場49校が7月31日に全て出揃い、8月6日に開幕する。最大の注目は大阪…

高校野球あれこれ 第51号

天理ナイン、V歓喜の輪作らず「喜ぶのはやめよう」体調不良続出の生駒に心遣い 監督は涙/奈良 天理の中村良二監督(54)が決勝を戦った生駒を思い、生駒への教え子の心遣いに成長を感じ、涙にくれた。ドラフト候補の戸井零士主将(3年)の4安打3打点や、松…

高校野球あれこれ 第50号

常総学院も中京大中京も広陵も…夏の“甲子園予選”、まさかの波乱はなぜ起きる? 元球児の証言「いきなり初戦先発って…冗談じゃないですよ」 常総学院(茨城大会)が、中京大中京(愛知大会)が、そして広陵(広島大会)が……。高校野球、夏の地方大会で強豪校の“まさ…

高校野球あれこれ 特別号⑳

大阪桐蔭4人衆はどうなる ドラフトで「1チームから3人以上指名」“総崩れ”の例は 毎年多くの選手がドラフトで指名されてプロ入りを果たしているが、強豪チームとなると同じ年に複数の候補選手がいることも珍しくない。昨年も小園健太(DeNA1位)と松川虎生(…

高校野球あれこれ 特別号⑲

高校野球「夏の地方大会」で番狂わせ続出…強豪や春の王者が初戦で消えるカラクリ 偶然か、はたまた理由があるのか。 各地で行われる高校野球の夏の地方大会で、強豪校や春の王者といった「本命」が早々と姿を消す番狂わせが起きている。 12日はシード校の西…

高校野球あれこれ 特別号⑱

松坂以来の「高校4冠」なるか 大阪桐蔭が挑む24年ぶり偉業 第104回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園球場)の出場49校を決める地方大会が沖縄や兵庫などで始まった。今夏の最大の注目は、昨秋の明治神宮大会覇者で春の選抜大会も制した…

高校野球あれこれ 特別号⑰

高校野球は二極化へ。公立校の苦悩とは よく、人材育成の三要素としては「見つける、育てる、生かす」と言われる。それは、高校野球の選手育成においても同じであろう。高校野球の現場では、集まった部員の中からいい選手を見つけ、ポジションを与えて育て、…