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高校野球あれこれ 特別号3⃣

センバツ「異例の選考」疑問の声が相次ぐ背景事情、聖隷クリストファーの落選が与えた衝撃

 

 1月28日、3月18日に開幕する「第94回選抜高等学校野球大会」の選出校が発表されたが、東海地区で「当選確実」と言われた聖隷クリストファー高校が選に漏れたことが大きな話題になっている。

 

センバツ高校野球の選出の仕組み

 

 センバツ高校野球、いわゆる春の甲子園では予選はない。前年の成績などで選考委員が選出することになっている。

 

 しかしその選考のうえで最も重視されるのは、秋季大会だ。前年の夏の甲子園が終了した後に3年生が引退して、2年生、1年生の「新チーム」で戦う公式戦である。

 

 秋季大会はトーナメント制で、県大会を勝ち抜くと全国9地区に分かれた地区大会に進む。これもトーナメント制で、この大会の成績優秀校が選ばれることが多い。実質的に、県、地方の「秋季大会」が「予選」になっている。

 

 東海地区の出場枠は「2校」とされるが、年によって3~4校が選出されることがある。通常は、まず秋季東海地区大会の優勝校、準優勝校が選出される。そして他地区の選考状況や地区大会の試合内容などによって4強以下の学校が準優勝以上の2校に加えて選出されることがある。

 

 昨年の秋季東海地区大会の優勝校は日大三島(静岡)、準優勝校は聖隷クリストファー(静岡)だったから、この2校が「当確」、3校目があるかどうかという状況だと見られていた。

 

 しかし、ふたを開けてみると選出されたのは優勝した日大三島と、4強で終わった大垣日大(岐阜)の2校だった。

 

 聖隷クリストファーは出場すれば、春夏通じて初の甲子園だったが、残念な結果に終わった。これがどれだけ異例かは、過去の選考過程を見ればわかる。少々長くなるが、21世紀以降の東海地区の春の甲子園出場校と、その前年の秋季大会の成績を列記した。

 

2001年 3校

岐阜第一(優勝)四日市工(準優)東邦(4強)

2002年 3校

中京大中京(優勝)津田学園(準優)愛工大名電(4強)

2003年 4校

中京(優勝)浜名(準優)愛工大名電(4強)東邦(8強)

2004年 3校

愛工大名電(優勝)東邦(準優)常葉菊川(4強)

2005年 2校

愛工大名電(優勝)東邦(準優)

2006年 2校

岐阜城北(優勝)愛知啓成(準優)

2007年 2校

常葉菊川(優勝)中京(準優)

2008年 3校

常葉菊川(優勝)中京大中京(準優)宇治山田商(8強)

2009年 2校

中京大中京(優勝)掛川西(準優)

2010年 3校

大垣日大(優勝)中京大中京(準優)三重(4強)

2011年 2校

大垣日大(優勝)静清(準優)

2012年 2校

愛工大名電(優勝)三重(準優)

2013年 3校

県岐阜商(優勝)菰野(準優)常葉菊川(4強)

2014年 2校

三重(優勝)豊川(準優)

2015年 2校

静岡(優勝)県岐阜商(準優)

2016年 2校

東邦(優勝)いなべ総合(準優)

2017年 2校

静岡(優勝)至学館(準優)

2018年 3校

静岡(優勝)東邦(準優)三重(4強)

2019年 2校

東邦(優勝)津田学園(準優)

2020年 3校

中京大中京(優勝)県岐阜商(準優)加藤学園(4強)

2021年 2校

中京大中京(優勝)県岐阜商(準優)

2022年 2校

日大三島(優勝)大垣日大(4強)

 

メディアも疑っていなかった聖隷クリストファーの出場

 

 21世紀以降で、東海地区秋季大会で準優勝して春の甲子園に選抜されなかったのは、今年の聖隷クリストファーだけである。

 

 スポーツ紙や高校野球専門メディアは、秋季大会終了後、早々に「当確」を打っている。「吉報待つ静岡県勢 聖隷クリストファー」などの見出しが飛び交い、出場すれば「3校目の甲子園」となる上村敏正監督の声も掲載された。メディアも聖隷クリストファーの甲子園初出場を疑っていなかったのだ。

 

 聖隷クリストファー高校は、1926年に静岡県浜松市に結成されたキリスト教系の社会事業団体を母体として、1966年に学校法人が設立され、聖隷学園高校が創設。2001年には聖隷クリストファー高校と改称している。

 

 夏の甲子園の予選には1985年から参加。21世紀以降は8強、4強まで進出するようになった。2017年には、浜松商、掛川西を甲子園に導いた上村敏正監督が就任。昨年、秋季東海地区大会で初めて決勝に進出していた。

 

 ただし今回の選考は、手続き上は何の瑕疵もない。

 

 センバツ高校野球の選考基準は、このように定められている。

 

11.出場校選考基準

(1)大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。

(2)日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。

(3)校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。

(4)技能についてはその年度の新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。

(5)本大会はあくまで予選をもたないことを特色する。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

 

 今回選出された日大三島大垣日大ともに基準(4)で選抜され、聖隷クリストファーは基準(4)(5)によってえらばれなかったと解釈することができる。

 

昭和の時代には珍しくなかった

 

 過去にもこうした例があった。2003年の第75回大会では、北信越地区は、まず前年秋季地区大会で優勝した遊学館が選ばれたが、準優勝の福井商は選ばれず、8強だった福井が選抜された。

 

 当時の選考委員はその理由として、県大会での直接対決で福井が福井商に勝利していること。エースの藤井宏海(のちロッテ)が前年秋以降の防御率0点台と安定感があることを挙げた。

 

 さらに、昭和の時代は、秋季大会に結果に基づかない選抜はそれほど珍しくなかった。

 

 福岡県では県立小倉高校が1953年から1978年までの間に7回選抜されているが、秋季大会の成績は1953年は4強、1965年、1968年は8強でありながら準優勝の学校を押しのけて選出されている。

 

 小倉高校は福岡県有数の名門校であり、1947、1948年の夏の甲子園で連覇している。「文武両道の名門校」として高野連の覚えがめでたかった。連覇のときのエースだった福嶋一雄日本野球連盟理事となり2013年には野球殿堂入りしている。

 

以前「センバツ『夏とは違う甲子園』を目指した96年」で書いたように、センバツ高校野球は、夏の高校野球選手権大会のアンチテーゼとして始まった。夏の大会は1915年に全国中等学校優勝野球大会として始まったが、ブームになるとともに私学や商業学校など新興の学校が優秀な選手を集めて全国大会に出るようになり、地方の名門中等学校は勝ち抜くことが難しくなった。

 

 センバツの主催者の毎日新聞は、夏の朝日新聞への対抗意識もあって、夏とは違う選考方法で学校を選ぶこととした。野球が強くても「品格」に欠けたり、トラブルを起こすような学校は選ばない。これがセンバツ高校野球の矜持だった。ある時期まで、選考委員は候補校を訪問したが、その際は「選手が礼儀正しく挨拶をしたか」「上履きがきちんと並べられているか」までチェックしたという。

 

例年になく問題視された背景は? 

 

 終戦後、日本を占領したGHQ(連合国軍総司令部)は「なぜ、甲子園大会が2つもあるんだ?  1つでいいじゃないか?」と疑義を呈した。そこで毎日新聞の本田親男大阪本社編集局長(のち社長)が「春と夏では違う意義がある。選考基準も違う」と説き伏せてセンバツを存続させたのだ。

 

 こうした経緯を見てもわかる通り、野球の「勝敗」だけではなく「他の要素」も含めて選抜する。これが「春の甲子園」のコンセプトだ。さらに言えば2001年に設けられた「21世紀枠」は「部員不足やグラウンドがない、豪雪地帯といった学校・地域の特性などの困難を克服した学校、ボランティアなど野球以外の活動での地域貢献で他校の模範となる学校を選出」するとなっており、これも「センバツ」の考え方を敷衍したものと言えよう。

 

 こうした経緯を考えれば、今回もまったく問題がなかったはずだが、例年になく問題視された。これはネット社会になって、野球ファンが、甲子園だけでなく秋季大会など地方大会の成績もオンタイムで知ることができ、選考の状況を詳細に把握していることが大きいだろう。秋季大会の結果と反する選考になれば、ファンもメディアもすぐに気がつくのだ。

 

 東海地区の鬼嶋一司選考委員長は「賛否両論あり、拮抗していた。ただ、簡潔に言えば投打に大垣日大が勝ったということです。特に投手力で差があった。甲子園で勝てる可能性の高いチームを選んでいます」と選考理由をメディアに話した。準優勝した聖隷クリストファーよりも4強で敗退した大垣日大の方が「投打で勝った」という説明はかなり苦しい。

 

 それに「甲子園で勝てる可能性の高いチーム」ということだが、一方で21世紀枠の選考基準は「勝敗にこだわらず多角的に出場校を選ぶセンバツ大会の特性を生かし、技能だけではなく高校野球の模範的な姿を実践している学校を選ぶ」となっている。一方で「勝てるチーム」を選びながら、もう一方で「勝敗にこだわらない」はダブルスタンダードではないか、という疑問が湧く。

 

 ダルビッシュ有Twitterで「それするならせめて聖隷クリストファー高を選考した上で特別枠で大垣日大高を選考するべきではないんですかね?」と言った。まさに正論だ。例年であればそうしたはずだが、他地区との兼ね合いでそれもできなかったのだろう。

 

スポーツ報知の記事によると、聖隷クリストファーの上村敏正監督は「高野連には抗議文などを出すつもりはない」と語った。無念ではあっただろうが、それを押し殺してセンバツ大義を尊重したわけで、これこそ「選抜されるにふさわしい態度」ではないかと思う。

 

誰もが納得できるような「選考基準」を

 

 私学にとって「甲子園出場」は、知名度アップ、生徒募集など学校の経営に非常に大きな影響を与える。私学野球部に雇用される指導者の中には「何年以内に甲子園出場」を約束させられる人もいる。また選手にとっても甲子園に出場するかしないかで、大学や社会人など、その後の進路も変わってくる。決していいこととは思わないが、高校野球はここまで大きなビジネスが絡むようになってしまったのだ。

 

 この出来事を契機として選考委員は誰もが納得できるような「選考基準」を明示すべきだろう。一番いいのは「前年の秋季大会の優勝、準優勝チームから優先的に選考する」という一文を追加して、実質的に前年の秋季大会を「予選」にしてしまうことではないか。

 

 何事によらず、世の中はグレーゾーンをなかなか容認しなくなっている。春の甲子園も改革すべき時が来ていると言えよう。

 

 

 

 

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