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高校野球あれこれ 第84号

中日期待の若手に即戦力の名手、ドラフト注目の逸材も 

18年の東邦は実力者揃いだった

 

2018年の第100回大会の夏甲子園を盛り上げたミレニアム世代は、3月で学生野球を引退し、4月からNPB、社会人野球などあらゆるステージに進み、それぞれの野球人生を歩んでいく。その中から、今回は18年センバツに出場した東邦(愛知)の当時のメンバーを振り返っていきたい。

 

初戦(2回戦)で対戦した花巻東(岩手)の前に敗れ、初戦で姿を消し、夏の甲子園も逃す悔しい結果に終わった世代だが、改めて振り返ると、力のある選手が揃っていた。

 

 今季からNPBへ挑むDeNA・林 琢真内野手駒澤大)が2番二塁手でスタメン出場。試合では二塁打を放つなどの活躍を見せていた。

 

 同学年では先発した扇谷 莉投手(法政大)が鷺宮製作所、5番一塁手で出場した梅田 昂季内野手創価大)が日本新薬に入社することが発表されている。社会人野球の舞台でも活躍することを期待したい。

 

 このほかにも6番中堅手で出場した山本 泰正外野手(愛知大)などが春に大学を卒業予定。次のステージでの活躍を期待したい。

 

 この試合に下級生ながらスタメンを勝ち取った2人を忘れてはいけない。

 

 中日の次世代を担うことを期待される石川 昂弥は4番三塁手でスタメン出場。ヒットこそ出なかったが、翌年の最終学年でセンバツ優勝投手に輝く。平成最後の優勝ということでも話題となった。

 

 そして1番遊撃手で活躍した熊田 任洋内野手(早稲田大)も翌年のチームの中心として活躍。19年のU-18に石川とともに選出され、現在は大学球界屈指の内野手となった。23年のドラフト指名の期待もかかる。

 

 NPB2人、社会人2人、さらにプロ注目の逸材と、全国大会では結果を残せなかったものの、実力者揃いだった。それぞれの場所で活躍することを期待したい。