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高校野球あれこれ 第2号

馬淵監督の涙

 夏の甲子園、本日は天候の関係で三時間遅れの試合開始。

第二試合は接戦の好ゲーム、明徳義塾がサヨナラ勝ちをおさめました。

ある選手曰く「春選抜一安打完封負けの借りを返すために頑張ってきた」とか。

本日の勝利で明徳義塾は歴代14位タイの春夏通算60勝。この試合の「勝利監督インタビュー」はインタビューや取材の際、独特のだみ声で語るその応答や言い回しが「馬淵節」と呼ばれ、名将と言われる馬淵監督でした。歴代単独4位の通算52勝は凄い数字です。この監督さんは色々なエピソードを持っています。

・1992年夏の選手権、星稜戦での松井選手五打席連続敬遠。(あまりにも有名です。)

・1998年夏の選手権、準決勝八回表終了時6点リードも八回、九回で横浜に逆転サヨナラ負け。(この試合は好試合のためか昨年からNHKがBSや地上波で2~3回放送しています。)

・2002年夏の選手権、悲願の初優勝(当時ジャイアンツ所属の松井選手が明徳義塾出身の選手を通じて馬淵監督に祝福のメッセージを送ったとか。一流の人間は器が違いますね。)

初優勝以降も毎年のように甲子園には出場しますがベスト8、ベスト4あたりの壁があつくて優勝旗を手にすることができていません。

そして本日、淡々とインタビューに答えていましたが最後にインタビュアーから「昨年の三年生は甲子園の土を踏めなかったが・・・」と問われて、言葉に詰まったように思えました。涙は確認できませんでしたが昔からテレビで見ていた私は、いつも厳しい表情を崩さない監督のイメージが強く、ちょっと意外な感じがしました。65歳という年齢も影響しているでしょうか?

次は最速157㎞/h右腕を要するノースアジア大明桜(秋田)と対戦、どう攻略するか「百戦錬磨の名将」の手腕に注目したい。

本日は以上です。明日も接戦の好試合を期待して・・・