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高校野球あれこれ 第149号

センバツ出場32校紹介】昨年準V報徳学園が、強力投手陣を武器に22年ぶりの全国制覇狙う

 

2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。

 

報徳学園(兵庫)=2年連続23度目

 

名門の復活だ。昨年センバツで準優勝した報徳学園が、今センバツも切符をつかみ、昨年の借りを返す機会が巡ってきた。強力右腕2人を擁し、今年こそは頂点を奪うつもりだ。昨年秋の兵庫大会8試合での失点はわずか4。予選を含め県大会2回戦までは4試合連続完封勝ちを収め、県優勝まですべての試合で2点以下に抑えた。近畿大会準々決勝で大阪桐蔭(大阪)に1点差で敗れ8強止まりだったが、投手力の高さが認められ選出された。今春にすべてのリベンジに燃える。

 

報徳学園の昨年秋の近畿大会準々決勝のスタメンは以下の通り。

 

(遊)橋本 友樹(1年)

(右)安井 康起(2年)

(三)西村 大和(2年)

(一)齋藤 佑征(2年)

(二)山岡 純平(1年)

(左)辻本 侑弥(2年)

(中)福留 希空(2年)

(捕)徳田 拓朗(2年)

(投)今朝丸 裕喜(2年)

 

報徳学園の代名詞といっていい2枚看板を背負うのは、主将でもある間木 歩投手(2年)と今朝丸 裕喜投手(2年)。間木は、小さいテークバックからの直球が144キロを誇り、変化球も6種類を器用に操ることができる。昨年秋の近畿大会では初戦の奈良大附(奈良)相手に13奪三振4安打完封劇を見せている。今朝丸は最速150キロ右腕。185センチの上背も魅力で、将来性豊かな本格派だ。2人とも昨年センバツのマウンドを経験し準優勝に貢献している。

 

打線では昨年秋の近畿大会で好調だった辻本 侑弥外野手(2年)、齋藤 佑征内野手(2年)をはじめ、この冬を越えてスケールアップした姿をセンバツで見せる。

 

甲子園では春夏ともに優勝の実績がある。センバツでは優勝2回を誇り、ここ2大会連続でも4強以上の成績を残した。2002年以来、22年ぶり3回目の優勝へ、全力で突き進む。