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高校野球あれこれ 第9号

ベスト4出揃う甲子園、近畿勢独占

 夏の甲子園準々決勝は高校野球ファンにとって「甲子園で最も面白い一日」と呼ばれます。心技体を研ぎ澄ませた全国の8校があらんかぎりの実力をぶつけ合うからです。

 この日の4試合中、3試合がサヨナラ決着。劣勢でもあきらめることなく全力で相手に立ち向かう球児たちに、SNS上でも賛辞の声が相次ぎました。

 中でも第4試合の近江-神戸国際大付戦では、神戸国際大付ナインが4点ビハインドの9回表2死走者なしから、代打攻勢で同点に追いつくドラマを展開。その裏、サヨナラ負けを喫しましたが、ネット上では「9回ツーアウトからの粘りは本当に凄かった!本当によう頑張った!結果は仕方ないよ!」「高校野球史に残る同点劇でしたね。敗れたとはいえ神戸国際の粘りは見事でした。胸を張って甲子園を去って下さい」などと感動の声が続々投稿されています。「野球はツーアウトから」とは言いますが現実はなかなか厳しいと思います。しかし、神戸国際大付のツーアウトランナー無しから代打三人の三連打などでの同点劇には感動しました。攻撃途中の低めの選球眼の良さには驚きました。最後は近江が9回裏ワンアウト一塁からヒットエンドランが決まりサヨナラ勝ちしましたが神戸国際大付ナインが見せた「諦めない心」は、今後も語り継がれていくことでしょう。ベスト8の試合にふさわしい素晴らしい試合でした。「これぞ高校野球」とうなりました。

  • 智弁学園智辯和歌山がともに準々決勝を勝利し、4強入りしました。兄弟校の両校がそろって出場したのは春が過去に3度、夏は今回が10度目で、ともに8強入りしたのさえ初めてでしたのでもちろんともに4強入りも初です。この両校、2002年には8強入りを懸けた3回戦で対戦し、7―3で智弁和歌山が勝っています。同時出場した大会で、ともに初戦敗退したことはありません。ただ、昨春センバツ大会の代替試合となった昨夏の交流試合では、ともに敗れました。

 同系列の複数校が8強入りした例としては、07年に長崎日大大垣日大(岐阜)が準々決勝に進んだことがあります。センバツでは1972年に日大桜丘日大三(ともに東京)が決勝で対戦したほか、86年にともに広島県立の広島工と尾道商が8強入りした例などがあります。少し話はそれますがこのころはまだまだ公立高校が強くて甲子園も盛り上がってましたよね。他にも池田、津久見松山商沖縄水産宇部商広島商、浜松商、鹿児島商、久留米商、徳島商高知商、上尾、箕島、明石、前橋商、福井商、京都商、北嵯峨、岡山南、横浜商、秋田商、瀬田工、前橋工銚子商、熊本工、宇和島東取手二宇都宮南甲府工などが甲子園を騒がしていました。懐かしい思い出です。話を戻しますが決勝での「智弁対決」が実現すれば盛り上がるでしょうね。アナウンサーは苦労しそうですが。(* ´艸`)クスクス

 あすは休養日、そして明後日はベスト4の激突!

 ちなみに準決勝第一試合の近江-智辯和歌山は2018年夏の1回戦でも対戦しており、この年春選抜を準優勝していた智辯和歌山有利とみられていましたが結果は3本のホームランを放った近江が快勝。ベスト8まで勝ち上がりました。近江の勝利の方程式(盤石の投手リレー)はあの大阪桐蔭を撃破、智辯和歌山は相変わらずの試合巧者ぶり、宮崎商の分まで頑張っています。接戦の打撃戦を予想します。

 第二試合の智弁学園-京都国際も近畿勢同士の対戦。どちらも本日はサヨナラ勝ちと勢いは互角。春選抜では優勝を狙った智弁学園はベスト8止まり。京都国際は2回戦で9回裏に3点奪われ逆転サヨナラ負け。両チームともに悔しさをバネにここまで勝ち上がってきました。接戦の投手戦を予想します。

 本日は以上です。明日はこのブログも「休養日」とさせていただきます。(っ´∀`c)

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